返済猶予(リスケジュール)交渉を行い返済計画の変更をする
昨今の不況で給与が下がった・・ボーナスが減少した・・というような事情から、契約した当初よりも住宅ローンの返済が苦しくなったという方が非常に増えています。
そんな状況になった際にはご自宅や生活を守る為に、ご相談者に優先して試して頂きたい方法が債権者とのリスケジュール(返済猶予)交渉になります。
リスケジュール(返済猶予)交渉とはご本人と債権者との話合いによって,これまでの支払い状況や,今後の収入や支出などのバランスを元に,これまでの返済計画を見直す事をいいます。
4つの返済計画の変更方法
- ●「返済期間の延長をする」
- ●「ボーナスの返済額を減額する」
- ●「一定期間、毎月の返済額を少なくする」
- ●「一定期間、利息のみのお支払とする(元金据置)」
返済猶予のメリットとデメリット
今を乗り切ることができます。
住宅を手放さず、現状の負担を軽減できることが最大のメリットです。
返済計画の変更ができれば、生活に困窮する事もないですし、生活のためや返済の為に新たな借入れをすることも防げます。
- ※家計収支,収入状況,他の借り入れによってリスケが認められないこともあります。
リスケジュールは、その名の通り返済計画の変更であり減額でも免除でもありません。債務の先送りであることをきちんと認識しておくことが必要です。
月々の返済額が減るということは,返済期間が延長されることがほとんどです。その場合、それに伴う利息や保証料が嵩み、総支払額は増加します。
据置期間を設けた場合、据置期間が終わった後の月の返済額はリスケジュール前に比べ増加する可能性があります。
返済猶予(リスケジュール)交渉の流れ
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- 債権者にアポイントをとる
- まずは債権者に対して、ローン返済が難しい旨、相談したい事を伝えて、会いに行く約束を取り付けましょう。その際に必要な提出書類があるかを確認して 銀行所定の用紙がある場合は自宅に取り寄せます。
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- 誠意をもって金融機関の担当者と話す
- 必ず成功する交渉の秘訣はありませんが,誠意を持って金融機関の担当者とお話合いをすることがリスケジュールの一番の近道です。